2014.10.01 Wed
昔話
昔々、あるところに着物を着ても走り回るような、お転婆お姫様がおった。
このお姫様の幼少時代は、跳んではねて乳母のおセツも振り回されっぱなしじゃった…昔々…。
※※※※※
ある日、ベランダに出たみる姫は
あっと言う間に止める暇なく、ベランダの隙間に潜り込んでしまった。
ひっ!
今では、脚も入らぬ隙間に頭からスルスル~と入って行きなんとベランダと屋根の間に。
時はまだ、幼い姫のこと。
青ざめるおセツは、震える手でジャラシを振り
お遊び大好きみる姫はつられて自力で同じ場所から這い上がった。
大きな事件が起きたのは、その後の話。
ベランダの手すりは、10センチ間隔ほどの柵タイプ。
なんと、その柵の間からトンと屋根の上にジャンプ!!
幼すぎて、元の場所に柵の間からジャンプで戻ってくる技などあり得ない。
さすがにこの時は、おセツ顔面蒼白。心臓バクバク。
どうしたらいいのだ?どうやってみる姫を??
ドキドキの鼓動に震えながら、なんとかしないとと思いを巡らせている時
突然、玄関からピンポン、ピンポンの連打。
こんなときに…
玄関のドアを開けたとたん、「みるちゃんが屋根の上に!!」
お隣の「しーちゃんおばさん」がそこに立っていた。
なんと、みる姫が屋根に跳んだ瞬間を目撃していた人がいたのである。
慌てるおばさん。
ここで一気に冷静になるおセツ。(←不思議ね)
「梯子を~~」と慌てふためく「しーちゃんおばさん」をなだめて
二階に戻れば、以前自力で戻って来た隙間から
やはり自力で戻って来た、お転婆姫の生還の瞬間を目にしたのだった。
みる、あったまいいよねぇ!
おいっ!
それ以来、その隙間には入れないようにペットボトルを置き
ベランダは全部をネットで覆い、柵の下の隙間からも出ることが出来ないように
水を入れたペットボトルを敷き詰め
我家のベランダえらいこっちゃ?状態がもう1年半も続いているのである。
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イタズラもなしのみるこ。たった一度の大事件。
もちろん、これはみるこが悪いのではなく私の油断。
すえこは、ベランダが好きではなく柵にも近寄らなかった。
同じつもりでいたからこその失敗。
今思っても何事もなく済んで良かった。
| 美流子 | 19:15 | comments:20 | trackbacks(-) | TOP↑
おてんばみる姫大冒険の巻!
だったのですね。
綺麗なおべべを着せてもらって、愛くるしいお姫様なのに…
おセツ殿の肝の冷え様を想像しただけで、こちらもゾゾゾーっと血の気きます〜(゚д゚lll)
みる姫、あまり母様を心配させては行けませんよ〜(^^)
| ころやん | 2014/10/01 19:29 | URL | ≫ EDIT